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定義-V.32とはどういう意味ですか?
V.32は、4.8または9.6 Kbpsで電話回線を介してデータを送受信するモデム用のITU Telecommunication Standardization Sector(ITU-T)標準です。 V.32は、回線品質または回線帯域幅に基づいて伝送速度を自動的に調整します。
V.32は、4線式回線では全二重、または2線式回線では半二重として動作するモデム用に定義されています。
V.32は「v-dot-thirty-two」と発音されます。
TechopediaはV.32を説明します
この標準に準拠したモデムの重要な機能は次のとおりです。
- 一般化された交換電話網および2線式ポイントツーポイント専用回線での運用の二重モード
- モデムに実装されているデータシグナリングレートは9.6 Kbpsまたは4.8 Kbpsです。
- 9.6 Kbpsのデータシグナリングレートは、16のキャリア状態を採用し、32のキャリア状態でトレリスコーディングを使用する2つの代替変調方式を使用します。 このデータシグナリングレートを使用するモデムは、16の代替状態を使用することで連携して動作することもできます。
- エコーキャンセル技術を使用したチャネル分離
- 約2, 400ボーの同期回線伝送を備えた各チャネルの直交振幅変調(QAM)
- 推奨事項V.14に従って、オプションで非同期動作モードが提供されます。
V.32標準に準拠したモデムには、全二重エコーキャンセラーデータモデムが組み込まれており、14.4 Kbpsから4.8 Kbpsまでのデータレートを2.4 Kbpsのステップでサポートします。 採用される変調方式は、4.8 Kbpsの直交位相シフトキーイングおよびその他のデータレートのQAMです。 トレリス符号化変調は7.2、9.6、12、14.4 Kbpsのデータレートを可能にし、非トレリス符号化変調は4.8および9.6 Kbpsをサポートします。 すべてのデータシグナリングレートのシンボルレートは、毎秒約2, 400シンボルです。
